指揮者

早川 正昭(はやかわ まさあき)


経歴

千葉県市川市出身。早くから音楽の才能を示し、6歳で最初の曲を書いた。東京大学で農学を学んだ後、東京芸術大学で長谷川良夫に作曲を、渡邉暁雄に指揮を学び、1960年に卒業した
1961年に東京ヴィヴァルディ合奏団を創立し、日本のみならずヨーロッパ各地で公演を行った
1978年にはウィーンとミュンヘンに留学し、バロック音楽を研究した
1979年、東京ヴィヴァルディ合奏団のトップメンバーらとともに新ヴィヴァルディ合奏団を設立

作曲家として「レクイエム・シャーンティ」他多数の作品が、ドイツから出版されており、ヨーロッパでも高く評価さている。ヴィヴァルディに関する訳書もあり、レコードも多数録音している
指揮者としても活躍し、東京都交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団などに客演、ルージゥチコーバ、ランパル等とも共演している
市川交響楽団との共演は数多い。1985年の市川市文化会館落成記念「ベートーベン第九演奏会」で好評を博した

名古屋音楽大学、広島大学、聖徳大学の教授を歴任
作品は西洋の楽器や技術を使用しながらも、日本の伝統音楽の影響を受けている
2024年8月20日、茨城県水戸市の病院において心不全のため死去 90歳没
葬儀は故人の遺志により、家族葬にて相済まされたとの事です。エンディングノートに故人の言葉が次のようにあったそうです
「直接・間接私に関わった人、全てに感謝します。本当に有難うございました。充実した本当に良い人生でした。世界の平和と皆様のご健勝を願っております」

*市川交響楽団との共演記録

1956年第19回「合唱と交響楽の夕べ」
1959年「交響楽の午後」チャイコフスキー交響曲第5番、ベートーベンピアノ協奏曲第4番
1971 年6月6日 「交響曲の午後」  「ドボルザークチェロ協奏曲」  モーツァルト39番
1971年12月5日市川交響楽団創立20 年記念   ベートーベン「第9」
1980年市川交響楽団創立30 周年記念
  早川正昭作曲「祝典前奏曲」市響委嘱作品  ベートーベンバイオリン協奏曲浦川宣也
  サンサース交響曲第3番「オルガン」  習志野文化ホール
1985年市川市文化会館こけら落とし  ベートーベン「第九」
1999.12.9第278回市響「ファミリー交響楽」 於市川市文化会館
メンデルスゾーン/交響曲第4番「イタリア」
プロコフィエフ/音楽物語「ロメオとジュリエット」 語り:山崎千恵子

2003.7.20第301回市響「交響楽の午後」<市響創設者村上正治理事長 追悼演奏会> 於市川市文化会館
早川正昭/マリンバ協奏曲(1964) マリンバ独奏:髙橋美智子
G.マーラー/交響曲第5番
指揮:早川正昭 管弦楽:市川交響楽団

2006.12.24第324回市響「ファミリー交響楽」 於市川市文化会館
ブラームス・早川正昭編曲/ハンガリア舞曲集
コダーイ/音楽物語「ハーリ・ヤーノシュ」 語り:小合基夫

ご冥福をお祈りいたします
市川交響楽団協会理事長 時田 雄

2024.8.27