指揮者

金子建志


経歴

千葉県生まれ。県立千葉高校を経て昭和41年、東京芸術大学楽理科に入学。45年同大学卒業。その間に音楽理論を柴田南雄氏、指揮を渡辺暁雄氏に学ぶ。卒業後。斉藤秀雄氏に指揮法を師事。

昭和47年3月市響「第九」演奏会で渡辺暁雄氏のアシスタントをつとめ、以後、現在まで25年にわたり当団の数多くの演奏会で指揮をつとめる。この間に、海野義雄、安川加寿子、宮沢明子、深沢亮子、館野泉、浦川宣也、漆原啓子らと共演。昭和62年、市川オペラ・歌劇「魔笛」の公演で指揮をつとめる。(演奏は市川交響楽団が担当)

昭和60年に千葉フィルハーモニー管弦楽団を結成、平成2年にカメラータ・ユピテル(現世田谷交響楽団)第1回演奏を指揮、ほかに信州大学交響楽団、日本大学交響楽団に客演指揮するなどアマチュアオーケストラ活動に積極的に参加協力する。
昭和55年「市響30周年」、昭和61年「市響35周年」、平成3年「市響40周年」と5年毎の日中交流演奏会で中国の初演曲の解釈と指揮を担当し、同年9月には、日中国交20周年記念行事の一環として瀋陽市より招聘されて地元のプロのオーケストラ瀋陽交響楽団の中国作品プログラムを指揮して大好評を博した。

平成3年4月より常葉学園短期大学教授に就任。指揮法と音楽史を教える。音楽雑誌、新聞文化欄での評論活動、NHKーFMの音楽番組の解説者としても活躍中。近年音楽評論・研究の分野で永年蓄えてきたこれまでの成果が著書として出版されている。

[編/解説書]「朝比奈隆 交響楽の世界」(早稲田出版)
[著書]「こだわり派のための名曲徹底分析」(音楽之友社)
「ブルックナーの交響曲」1994.9
「マーラーの交響曲」1994.10
「ベートーベンの第九」


最近の市響との演奏会

市響254回市響45周年日中交流コンサート
1996年6月30日於市川市文化会館大ホール
指揮 金子建志
グリーグ ピアノ曲集より 管弦楽編曲 村上正治
高 松華 幻想曲 小提琴与楽隊(ヴァイオリンと管弦楽の為の幻想曲
青木のぶ男 舞踊組曲「下田物語」より
霍 存慧 ポンポン組曲 第2番

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ichikyo@ac.mbn.or.jp  1996.12.8